まちのこと
杉の採穂と挿し木
2023.03.16 ―
地域おこし協力隊の中山です。
先日、日之影町の林業研究会の活動に参加しました。
今回の活動内容は「杉の採穂と挿し木作業」です。
町内の母樹園に集まり剪定ばさみを片手に「採穂」して行きます。
枝の根元が太くて元気そうな穂先を選んで切っていきます。
並行して「断幹」も行っていきます。
母樹の高さを抑えて枝ぶりを良くするために幹を切ることを「断幹」と言います。
ここでは2mを超えたあたりで幹を切っていきます。
この日はみんなで1000本ほどの未来の杉の木候補を収穫しました。
翌日は林業研究会種苗部部長宅に集まり挿し木をしていきます。
部長宅前を流れる清流に一晩浸けられた苗木をボラ土を入れた苗箱に文字通り挿していきます。
あとは苗木を挿した苗箱を並べて発根を促す栄養の入った水をたっぷりかけ、仕上げにアーチを作り寒冷紗をかぶせ終了です。
行程自体はシンプルでここまでなら自分でもできそう?そんな気がしました。
50年後100年後、この苗がりっぱな杉の木になります様に。