連絡帳

まちのこと 今年初めての焚き火

グリーンウッドワーク② 色々作ってみた

2022.11.10 ―

週末の温泉駅にて食事とお風呂を楽しみにしている山師の星村です。
随分と朝晩寒くなってきましたね。これから先は寒さをどう凌ぐが悩ましい日々が続きます。暑い季節は冬がいいと言っていたくせに、やっぱり夏がよかったかなぁなんて思い始めてます。

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さて、前回に続きグリーンウッドワーク(以降GWW)について書かせてもらいます。佐賀と熊本で生木を使った木工のGWWの研修に参加してきました(様子は写真①)。

GWWと他の木工の違いは何かというと…第一に新鮮な生木を使います。GWWでは、ヨキ(斧)で削っていきます。他の木工関係は、糸のこを使うのがほとんどです。どちらとも試してみて…糸のこ使う方が成形は早いし自分の狙い通りのところまであらかた進めることができます。ヨキ(斧)の場合は、微妙なところは削りすぎる心配があります。また勢いで割れる可能性もあるようです。ただ、夢中になれるのはヨキで削っていく方ですね。ホント時間が経つのを忘れます。 それから、GWWに限ったことではないのかもしれませんが、やすりがけをしません(絶対にかけないということではないと思います)。ノミや彫刻刀の削り跡の美しさを活かします。私は、上手じゃないのでやすりをかけた方がきれいに見えます。GWWについて書いてみましたが、生木を使う以外は、これが正解というのはないと思います。楽しく作品作りができることがイチバン重要ではないでしょうか。

林業していますといくらでも木が手に入ります。「好きこそものの上手なれ」山師の先輩に木について以前にも増して尋ねるようになりました。「これはねべぇ(粘りがある)」「これは乾くと硬くなる」「これは、○○に使われている」、「この木は高山にしか生えていない」特色だったりちょっとしたおもしろ情報だったり、私の質問に答えてくださる先輩の知識や経験もすごいですね。

GWWの研修を受けてから、早速折れた木や処分する木で休憩時間や帰ってからの時間を使って作ってみました。まだまだ下手くそなので、今は削る練習を兼ねての作品作りです。栗の木、桜の木、椿、黒文字の木で下の写真の作品が出来ました。栗の木がカリカリで削りやすいですね。椿はツルって滑る感じ。桜も削りやすいですが栗の木に軍配が上がります。黒文字は良い香りがします。それでなのか高級爪楊枝の材料になるらしいです。

今は、お香立てに着手しています。チワワのズンぱち君(私の飼っている犬)のためのお皿、コップと歯ブラシたてが一緒になったものとか、バターケース、箸箱etc.アイディアは幾つかあるのですが時間がかかるのが悩ましい。
もう少し上手に作れるようになったら道の駅に作品を置かしてもらおうかな。