まちのこと
森林組合のお仕事(災害時)
2022.10.08 ―
こんにちは、地域おこし協力隊の中山です。
9月18日19時頃、台風14号が鹿児島に上陸し19日にかけて九州を縦断しました。
九州全土に被害を及ぼした台風は、日之影町にも爪痕を残していきました。
こんな時は、日之影町役場から要請を受けて森林組合も災害現場へ出動します。
作業班は総力を結集して支障木や路面に散らばった木の枝を取り除き、道路脇からしなだれかかった竹などを切り落とします。
また道路が崩落した現場では、迂回路を作るために開通ルート上にある支障木を切り倒します。
生活道路の障害を取り除いた後、町内の舗装林道を町職員と災害調査をします。
災害調査では、町職員2人と森林組合作業員2人で1班になり現場に向かいます。
少々の倒木などはチェンソーや刈払機で復旧できますが、土砂崩れが起きている箇所ではどうしようもなく、車を止めて徒歩での調査になります。
舗装林道を歩きながら被害箇所の正確な場所と被害の規模をチェックしていき、今回の調査は17㎞ほど歩きました。
こういった緊急時には、森林組合だけでなく町内の企業も日之影町役場の要請を受けての調査旧に当たるのですが、
それぞれの分野を活かして町全体で復旧に努めていたのはとても印象的でした。
これから秋になり栗拾いや紅葉狩りなどで山に入ることが増える時期ですが災害に注意しながら楽しんでくださいね。