日之影で四季の移り変わりを五感で感じる。
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の長澤です。
実は3月末で日之影町を離れます。
日之影のことも、日之影の人も大好きですし、落ち着くホームのような気持ちに溢れているので、離れるのは寂しいですが、仕方がないのです…
2年間という任期の終了が3月に迫り、意外と時間がないことに気が付いて、焦りながらも日之影での生活も充実させたいと思いながら過ごす毎日です。
3月までの投稿で、私が感じる日之影の魅力や私のこれまでの活動を改めて発信していけたらと思います。
(前置きが長くなりました。笑)
今回は日之影での暮らしについてです。
一言で表すと『日本人ならではの人間本来の暮らし』という風に感じています。
初めて日之影で寝た日の翌朝、ウグイスと牛の鳴き声で目覚めました。
前日の東京では、サイレンや電車の騒音の中に居たとは到底思えない環境でした。
それからというもの、通勤の道のりにある木々や花の変化、たんぼや畑の変化を眺めながら、季節の移り変わりを五感で感じながら暮らしてきました。
職場では旬の野菜や果物の話題になることも多く、これまで生きてきた中で、四季を一番強く感じて過ごした生活であったなと思います。
チューリップ、ツツジ、山開き、新茶、たけのこ寿司、田植え、あじさい、ほおずき、川開き、栗、大根葉、かぼす、彼岸花、柿、黄金の棚田、掛け干し、金木犀、紅葉、柚子、しいたけ、白菜、ラナンキュラス、きんかん、梅、桜、菜の花。
これはほんの一部で、季節を感じさせる出来事はもっともっと溢れています。
これまではイベントで感じていた季節の移り変わりを、自然で感じた暮らしだったなと思います。
どの地域に行っても一緒なのでは?と思ったかもしれませんが、
今この記事を書いている、日之影町役場から見える山の景色ですら、毎日違う景色なのがとても面白いです。
渓谷の町だからこそ、山を下から見上げることができたり、上から見下ろしたり、たくさんの視点から山を見ることができます。
真上に顔をあげなくても、車を走らせると空が目の前に広がります。「あぁ、夏の雲だな。」「あ、オリオン座だ、冬だなあ」なんて思うことも日常でした。
町内にかかるたくさんの橋を、日常的に下から見上げるのは日之影ならではです。
このアイスの向こうに見える青雲橋も、、、
こんな風に!わざわざ見に行くのではなく、生活していたら見える当たり前の景色です。
こんな景色を見る生活もあと少し、最近は花粉症が始まってきて、くしゃみと鼻水との戦いですが、
日之影のこの景色を目一杯楽しみたいと思います。
みなさまの、おかげさま。