それってどういう意味ですか?
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の長澤です。
新年を迎えたと思ったら、あっという間に2月も半分が過ぎました。
初めて日之影に足を運んでから1年が経とうとしています。
最近なぜか”方言”の話題について話すことが多かったので、振り返ってみます。
宮崎県の方言にちゃんと触れたのは初めての経験でした。
私自身愛知県の出身なので方言のある土地で育ちましたが、宮崎県の方言は言葉の違いだけでなく、基本的なイントネーションが全く違い、初めは聞き取ることすらできませんでした(笑)
4月5月頃は、日之影の皆さんも私たちが方言を理解できていないことを前提に、
方言での会話の後に
「あ、わからんよねぇ、、(笑)」と言いながら解説をしてくださっていました。
懐かしいです。
特に一番苦戦したのが、電話対応でした。
外部からの電話(宮崎県内の企業や、一般の方の問い合わせなど)は、電話を聞き取ることに神経を集中させて、必死にお名前や内容を聞き取っていました。何度も聞き返すわけにはいかないので、、、
宮崎県は県北と県南で方言にだいぶ違いがあり、日之影の方言に慣れたとしても、県南の方のイントネーションとはまた少し違うので、難しかったです。
それが今では! このあたりの方との会話であればほとんど理解できるようになりました。
まだ文脈から推測してお話をすることもありますが、たまに方言を真似っこしてみたりもします。
私自身、方言のある土地で育ったからかもしれませんが、方言を標準語に変換するのってとっても難しいんですよね。
例えば日之影弁であれば「よだきい」→「めんどくさい」という言葉があります。
ただ、標準語で「めんどくさい」と表現するすべてのことに「よだきい」が当てはまるわけではないんです。
「よだきい」はどちらかというと「何か作業をするのがめんどくさい」などに使う感覚で
「物事の関係性やなどがめんどくさい」という時には使わない気がします。
(私がここにきて思った感覚ですが。)
すべての方言の表現を線引きしていくことがとても難しく「よだきい」は「よだきい」!!なんです。
私も地元の方言である三河弁をすべて説明することはできません。
方言ってニュアンスの部分が多いので、この感覚はその土地に住んで、その土地の人と触れ合わないとわからないですし、その地で育った人たちにしかわからない感覚なんだろうなあとよく思います。
その土地に生まれ育ったからこそ、得られるものですよね。
こんな小さな感覚の積み重ねなどがその土地の人の雰囲気や、特性、文化などに繋がっていくのでしょうか。
『郷に入っては郷に従え』という言葉がありますが、
これからも日之影町のことをたくさん知っていきながらも、
地域おこしとして日之影の魅力の発掘をするために外から来たからこその視点を忘れず
郷に従いながら、抗いたいと思います(笑)
方言だけでなく、感覚や雰囲気、その土地での当たり前などは、同じ日本でもこんなにも違うことがとても面白いです。
こんな景色が当たり前に感じるのか、素敵だと感じるのかも感覚の違いですね。
私はとっても好きです。
みなさまの、おかげさま。
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