土の人の暮らし ~用水見廻り(後編)~
こんにちは、集落支援員の佐藤です。
梅雨に入り雨が多くなってきましたが、気温が安定しない、日中30℃近い真夏日になってみたり、20℃に満たない肌寒い日があったりと体がついていきません(^_^;)
それはさておき、用水見廻り(後編)
【元口】見廻りスタート!
【水位計】
【尾大平谷(おでらだに)】
【マタタビ】この時期葉が白くなるのでわかりやすい。
各谷ごとにゲートを設け台風時などは、ここから水を逃がします。(大量の雨が降ると用水の容量をオーバーし水が溢れ崩落の危険があるため)
【大きすぎて除去仕切れない倒木】
【竹元谷(たけもとだに)】
【こんな悪路が続きます】
【小ヶ倉谷(おがくらだに)】
【三つ葉】料理によく使うやーつ
【彦谷(ひこだに)】
彦谷に着いたら半分の距離(約5km)を歩いたことになります。中々いい感じで足がすくれてます(足の筋肉が張っている)
【猪原谷(いのはるだに)】
この谷の上方に集落水道の元口があります、これはまた別の話。
【三挺弓谷(さんじょめだに)】
ここが最後の谷になりますので、台風時はここで完全に水を切り谷に落とします。
【坂落とし①】
歩くこと約約2時間、写真では、わかりにくいですが下り坂。終盤にきての下りはキツい(-_-;)膝ガクガクです。
【坂落とし②】
ここまできたら集落はもう目の前!最後の下り坂、気を抜いたら転けます!過去何度か豪快に転けました(笑)
【水位計】
集落の手前、最後の水位計。ここから各田んぼに水を分配していきます。
【柚子の花】
全長約10km、時間にして約3時間、歩数計は14000歩でした。
現在は元口まで車で行き片道を歩きますが、昔は道路も車もないので、歩いて元口まで行き、歩いて元来た道を帰っていたそうです。大変な思いをして米作りをしていたのだなと思います。
いろんなところに農業遺産がありますが、95年間17世帯で守り続けてきたこの用水が我が大楠集落の農業遺産です。
もうすぐ田植えの季節、農家は忙しい季節になります。
それではまた次回!