かぐらってなんだろう?
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の長澤です。
いつも長々と書いてしまうので
今回は早速本題に入りたいと思います!
神楽(かぐら)ってご存じですか?
もちろん知ってる!
聞いたことあるけどよくわからない。
見たことない。
まずこれ”かぐら”って読むの?
などなど人それぞれかと思います。
私はここ、日之影町に来て初めて
”神楽”というものに触れました。
日本各地で受け継がれているそうですが、
『国文祭・芸文祭みやざき2020』
(コロナの影響で1年越しの開催です)
のプログラムのひとつである
『神楽フェスティバル』
に参加しましたので
宮崎の神楽についてお伝えしたいと思います。
『神楽(かぐら)』とは
神を迎えたり、災厄を祓ったり、神とともに楽しんだりするために神前に奉納する舞楽のことで、この芸能は「神遊び」の性格を持つとも言われます。五穀豊穣などを叶える神仏の降臨を願って様々な演目を奉納するものです。「神楽」の語源は諸説ありますが、元々は神が依りつく場である「神座(かむくら)」の「む」が省略されたという説が有力です。宮崎に伝わる神楽は地域ごとに多様な姿を持っています。日之影町の神楽は隣の町、高千穂町から伝わったと言われています。
日之影町は世界農業遺産の認定地域ですが、認定には農林水産業だけではなく、それに密接に関わって育まれた文化なども含まれ、県指定無形民俗文化財の日之影の神楽もその一つです。
先日参加した『神楽フェスティバル』は
宮崎県各地の神楽や東京の神楽、雅楽などが
披露されました。
もちろん日之影町も参加しました!!
地域ごとに様々な番付がありますが、今回は
『鈿女(うずめ)』と『戸取(ととり)』
が宮水神楽保存会の皆様によって
披露されました!!
『鈿女(うずめ)』
天鈿女命(あまのうずめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)を岩戸より誘いだそうとする番付
この柔らかでしなやかな舞。
男性が舞っているとは思えませんね。
『戸取(ととり)』
天手力男神(あまのたぢからおのかみ)が天照大神を岩戸から誘い出すため、天岩屋戸を取り払う様子の番付
1人で叩いているとは思えない太鼓の力強さ。
伝わりますでしょうか?この躍動感!!!
日之影神楽の出演はフェスティバルの最後!
大トリでした!!!会場中の拍手が喝采。
1日観覧させていただきましたが、
その日で1番の拍手でした!
様々な神楽や雅楽に触れた1日となり、
たいへん充実した時間を過ごしました。
準備や片付けの様子も拝見しましたが
神楽で使うお面は『面(おもて)』と呼び、
神様が宿っていると言われているそうで
付ける前に面に向かって一礼。
外した後にも一礼。
その様子を見てハッとしました。
私事ではありますが、幼いころからの習い事で舞台に関わる機会が昔から多く、
・道具は大切にすること。
・稽古の始まりと終わりには礼式をすること
この2つは大切にしてきましたが、
最近は薄れていたかもしれないなと、
振り返りました。
一つ一つのものに魂は宿っているんだよ
と、育てられたタイプです、、、(笑)
前回は『いただきます』についてでしたが
今回も似たような内容になってしまいました、、
日之影に来たことで様々なことに気づかされていることは確かです。
物事のありがたさや、人とのつながりの温かさなど、ここに来たからこそ改めて感じていることは多くあります。さすが森林セラピー基地”日之影町”ですね。
関係あるか根拠はありませんが、、、
そう感じます!!!
次は日之影町での神楽を
もっと間近で見られるのが楽しみです!
結局長くなってしましました!(笑)
みなさまの、おかげさま。