
みなさまの、おかげさま。日之影町地域おこし協力隊任期終了!
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の長澤です。
日之影町の地域おこしの任期も終わるので、このサイトでの投稿も今回が最後になります。
数えてみたら、この2年間で24回記事を書いていました。毎月欠かさず書いていたみたいで、今回が25回目です!
昨日、星がきれいで、ふと広い空を眺めていたんです。
冬に見上げた空とオリオン座の位置が変わっていました。
「あー冬が終わるんだなぁ」とつぶやきながら、この2年のことを振り返ったりしてしまいました。
物産係としての仕事も色んな事がありました。
が、
日之影での生活は本当に自然との共生を感じる生活で、最近もフキノトウや山菜の話をよく耳にします。
そろそろ竹の子かな~。ウグイスの声も聞えはじめました。
なんて考える生活も今月でおしまいです。日之影を離れ仕事の関係で関東に引っ越しをします。
今の気持ちを忘れずに過ごしていきたいですが、環境的にそう簡単にはいかなそうです。
共感してくれる人がいなさそう、、、涙
前回は「食育」について書きましたが、今回は今の素直な気持ちを書き起こしたいと思います。
まず、自分の立場をありがたいと思うことを忘れずに居たいと思っています。
日之影町は農業に限らず、林業も盛んですし、こんなところにまで!と思う場所にも、もちろん郵便や荷物が届きます。
日之影に来たときは、Amazonプライムも当日中には届かないことに驚いた半面、
便利であることが当たり前になっている都心では、働いている方々のことまで考えたことなかったなとも思いました。
自分がこれだけのものに囲まれて、不自由なく過ごせていることがどれだけありがたいことであったのか。
仕事について仕事ができて、お給料がいただけることが、どれだけ恵まれていることなのか。
人は失ってから大切さに気がつくとよく聞きますが、少しでも今の環境の幸せさを噛みしめていたいと思います。
日之影の人たちは、なんでそんなに欲がないの!?
と、来たときは思っていましたが、
この環境で過ごすことに満足している、今の生活に幸せや楽しみを自分で見つけているからなんだと
今の自分の心境から気が付かされました。
24歳~26歳の2年間、日之影で過ごすことができた私は本当に幸せだと思います。
振り返れば、悔しいことやもどかしいこともありましたが、新しい発見や体験、ワクワクしていた思い出がいっぱいです。
たくさんの人生の先輩方に、自然と、季節と共に暮らすすばらしさを教えていただきました。
竹の品種、真竹と孟宗竹どちらかなってみてみたり、毎日成長する稲の様子を楽しんだり、いろんなお花を調べてみたり、早生・奥手なんて言うようになってみたり、道の駅に並ぶ野菜を見ながらおすすめの食べ方について聞いてみたり。
野菜って、色々手を加えるより、茹でてぽん酢とか、焼いて醤油だけとか、素揚げとか。シンプルな方法で食べる方が野菜の甘みや美味しさを感じて楽しめることも知りました。
あーーーーーーー素敵な生活だったなぁ。
4月から新しい生活が始まりますが、ここでの生活はほんとうに私にとってかけがえのない時間で、生きていくうえで大切なことを学ばせてもらったのではないかと思います。
日之影に来て本当に良かった。
日之影で2年間も過ごせてよかった。
日之影でたくさんの人と出会えてよかった。
日之影の皆さん、宮崎の皆さんお世話になりました。
ありがとうございました。
また、遊びに帰ってきます。
みなさまの、おかげさま。