連絡帳

まちのこと

「帰る場所が、挑戦の舞台になった。」

2025.07.10 ―

立脇さんは、日之影町の出身。

かつては福岡県で働き、結婚を機に愛知県へと移住。約11年間の愛知暮らしを経て、次第に募っていったのは、地元・九州、そして日之影への想い。そんな折に知ったのが、「地域おこし協力隊」という制度でした。Uターンして地元に貢献できる仕組みに心を動かされ、2019年、協力隊として日之影町へ戻る決意をします。

当時はちょうどコロナ禍の真っ只中。制度の特例延長を活用し、4年間にわたり地域に寄り添い続けました。配属先は日之影町観光協会。当時はふるさと納税業務を担当し、町への寄附額が年々増えていく様子を見るたびに、やりがいと嬉しさを感じていたといいます。

任期終了後は職業訓練で自身のスキルをさらに磨き上げ、現在は観光協会の正職員として新たな一歩を踏み出しました。
「これからも、日之影のためになることを、縁の下の力持ちとして支えていきたいです」
そう笑顔で語る立脇さんの姿からは、地元への深い愛情と誇りがにじみ出ています。