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ヨキ(斧)の柄を新調しました(日之影町産白樫の木で手作り)

2023.01.12 ―

お正月の怠惰な生活で体重が5kgほど増えてしまい、違った意味で気合が入っている山師の星村です

世界中の皆さん明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いします。
世の中心配事はつきませんが、少しでも前向きに生きましょう。エイ、エイ、エイ

さて、伐採道具のヨキ(斧)の柄が折れてしまいました。

林業では、斧のことをヨキという呼び方をします。このヨキという呼び名はすでに西暦1000年ごろの文献には登場しており、和歌でも使われていたそうです

写真をご覧ください。ヨキ本体の側面の一方には三本の筋、もう一方には四本の筋が入っています。この筋は何を意味するのか不思議に思いませんか? インターネットで調べてみました

フリー百科事典のウィキィぺディアや土佐打刃物で有名な西山商会の西山賢氏の興味深いお話を見つけたので簡単にまとめてみました。

『斧(おの)のことを時に「よき」と呼び与岐と書く。

日本の伝統的な伐採斧の刃には三本と四本の線が刻まれている。これを振り下ろした状態で左の面(裏)に三本、右の面(表)に四本の筋があり合わせて七つ目(「流し目」「脂抜き」とも)と呼ばれている。これの意味するところは、地方、地域により多くの説がある。

三本の筋は、「山の神」、「火の神」、「鉄の神」に敬意を払う意味であったり、大きな事故から身を守るための信仰として「身(三)を避(四)ける」という意味で刻まれているという説。

他にも三本の筋は、イザナギ、イザナミ、天照大神、四本の筋は、四大神(八幡大神、春日大神、豊受大神、猿田彦大神)を祀っているという説もある。

また、三本の筋は神にお捧げするお酒の「神酒(ミキ)」四本の筋が、ヨキで五穀を意味する。ヨキは「四気」であり木を育ててくれた太陽・土・水・空気(火・地・水・風)を意味しあちらこちらの山海の幸を表しており、実際に作業に入る前、伐採する木にヨキを立てかけて感謝や許可、作業の安全を祈り実際のお供物の代わりに使用されることがある

ある地域では、三本は酒・米・塩で山の神への供養物を表しているという説もある。

共通することは山の神や日本の神々への信仰心が根底にあると考えられる。

すでに倒した木を加工するはつり斧や大工鉞(まさかり)には七つ目は刻まれることはほぼ無い。すなわち、七つ目の刻まれたヨキにのみ神々を奉る信仰心がみて取れるのである。

  別の話。師匠に認められるまでは、最初は表の四つしか筋を入れられない。三代続いた鍛冶屋のみ三本の筋が入れられるという暗黙の了解があり、四本の筋しかないものは半人前が作ったもので、七つの筋があるものは三代続いた伝統のある名工が作った斧であるということになる。

それとか、見習い職人が七つ目を入れて師匠に見せ、商品としてダメだったら裏の三本線を消すように斜めに一本線を入れられたり、均等に入れられている三本線のうち一本を長くされたりしたという話もある。


※文字の装飾・強調は星村が行った

 

閑話休題
そもそもヨキをどう使うかというと、木にからむツルを切ったりチェンソーが挟まったときに枝を切ったりする「切れ物」としても使いますが、それだけではありません。

伐倒する際の矢(くさび)を打つハンマーの代わりに使います。刃の裏側の面で叩くのです。ですから、この面は、叩いてもつぶれない硬い材質の鋼を使っているのです。シャア専用ザクならぬ、山師専用斧(ヨキ)なのです。

この面が当たればいいのですが、たまには空振りしたり、柄のところが当たったりします。そうすると私のヨキのように折れてしまいます。

今回の柄の材料は、日之影町産の白樫という木です。私が派遣されている会社の功さんに四分割にしていただいていました。功さん曰く、「樫の木は硬いので、伐採したての柔らかいうちに、ある程度削っておくと加工がしやすいよ」だそうです。

今回の柄の長さは50cmほどです。大きい方のヨキは60cmほどありますが、柄は長い方が、叩くのにパワーが伝わりやすく良いのですが、携帯しにくいのが隘路になります。適した長さは、肘から指先までの長さが良いと先輩に教わりました。

更に愛着が沸くように、自分仕様として以下の加工・装飾を施してみました。

①滑り止め及び打ち損じに備えてパラコードを巻く
②ロゴを入れる
③お守りをつける(既に取れました)

これだけすると愛着もひとしおです。
Let’s enjoy!

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祝! 日之影町はたちの集いが行われました!

2023.01.04 ―

皆さま、新年明けましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

地域おこし協力隊の甲斐未有希です。

年末年始はいかがお過ごしされましたか? 私の家族は大晦日、日付が変わる午前0時に全員でジャンプをする。というのがあります。みんなしているのだろうと思い聞いてみるとまだ1人としてやっている人に出会ったことがありません… 皆さんは日付が変わる瞬間どう過ごされていますか??笑

さて、本日1月4日は「祝!日之影町はたちの集い」が行われました。

昨年の法改正で18歳からが成人となりましたが、日之影町は節目として20歳を迎えられた方を対象に「はたちの集い」を行うとのことでした。今年はたちを迎えたのは、平成14年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた30名で、式典に出席した25名(男性14名、女性11名) でした。

町長や議長、県議の方から祝辞をいただいた後はたちを代表して誓いのことばがありました。

感謝の想いやこれからの決意など、堂々とことばを述べられていました。

式典終了後は、はたちの方が司会をし「はたちを祝う会」が行われました。

中学校時代の写真や恩師からのビデオメッセージがあり、親より先に死なない、人から親切にされるのではなく人に親切にすること、など学生時代に戻ったかのように皆さんに語りかけていました。またエピソードを思い出して笑ったり、恩師からの熱いメッセージに真剣な眼差しで聞いていました。中学校時代の写真も流れ、懐かしい写真に皆さん笑顔。中学時代の友人は私も今でも大切な支えの存在なのでなんだかじーんときました。

その後は、はたちの主張で3名の方が発表を行い、それぞれの目標が語られました。

 

今回、はたちの集いを見させていただき感じたことは日之影町の皆さんで子供たちを大切に見守り育てていくこと。そして、そんな想いをきちんと子供たちも受け取り、継いでいっているということでした。町外へ出ている方もいましたが、日之影町を想う思いはみんな共通で、周りの方も、何かあったら日之影に戻っておいでとお話しされていて、日之影町が故郷であり心の拠り所なんだなと改めて感じました。

最後に教育長もお話されていましたが、「出身はどこですか?」と聞かれたら「高千穂の隣の町です」などではなく「宮崎県日之影町です!」と言いましょうと。それだけ自身を持って、誇りを持って言える魅力がこの日之影町には沢山あると私も思います。

改めて、はたちを迎えられた皆さまおめでとうございます!

 

おかげさまで、はたちを迎えました。

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体もあたたまって、心もあたたまる♪ スポーツ教室実施!

2022.12.28 ―

皆さま、こんにちは。

地域おこし協力隊 甲斐未有希です。

今日は宮水小学校の体育館で冬休み子ども教室「スポーツ教室」があるということで行ってまいりました♪

宮水小学校の体育館、、、懐かしい。私は日之影小学校卒業ですがバレーボールの練習試合などでよく訪れていました。また小さい頃に日本舞踊を踊ったりしてあれは何の行事だったかな?色んな人の踊りを見たり、地域の皆さんと交流できる楽しい時間だったのを覚えています。

そして今日は町内の小学生を対象にスポーツ教室として「フットサル」「バスケットボール」の2つが行われました。講師は、ひのかげきらめきクラブのフットサル教室講師 坂本 泰雄さんと、バスケット講師 佐藤 文昭さん・高千穂高校バスケットボール部の皆さんがいらっしゃっていました。

開会式をして早速、2つのグループに分かれてスタート!

まずは準備運動をしたり、ウォーミングアップをしてボールに慣れるところから!お友達同士助け合ったり、お兄さん・お姉さんが隣でフォローしてくれていました♪

練習の後はフットサルチームは試合をし、みんな一生懸命ボールを追いかけていました。ボールを蹴るのも初めての子もいましたが、みんなで声をかけあってゴールを目指してパスを繋ぎます!シュートが決まればみんなで喜ぶ!

バスケチームもシュート対決をして盛り上がりました。大きいボールを狙いを定めて体いっぱい使ってシュート!仲間のみんなで助け合いながらゴールが決まるたび喜びあいます♪

スポーツ教室が終わったあとはみんな汗だく、笑顔いっぱいでした。

閉会の挨拶で、「体は温まりましたか? はーい! 心も温まりましたか? はーい!!」という元気な姿が微笑ましかったです。スポーツを通して学ぶものは沢山あるなと感じています。

寒い日々が続きますが、体を動かして体も心もポカポカになりませんか??

おかげさまで、スポーツ。

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地域おこし協力隊に着任しました!

2022.12.23 ―

初めまして。

12月1日から日之影の地域おこし協力隊として活動している森山です。

主に林業を中心とした活動を行っています。

登山を趣味としていて、だんだん山に関する仕事がしたいという気持ちが強くなり林業の道を選んだ次第です。
日之影はエコパークの祖母、傾、大崩などの素敵な山が近くにあり、さらにのめり込んでる趣味のボルダリングの聖地でもあり、ワクワクしてる次第であります。

林業及び登山、ボルダリングのことなどこちらのウェブサイトで紹介できたら良いなと思っております。

よろしくお願いします。

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おひさまのおかげ!青雲朝市へ行く!

2022.12.23 ―

皆さま、こんにちは!

地域おこし協力隊(地域振興課 情報発信担当) 甲斐未有希です。

先日,12月18日に道の駅青雲橋で開催された「第89回 おひさまのおかげ 青雲朝市」へ行ってきました!

別の取材でこばるの里へ伺った際に、毎月この青雲朝市でお食事を販売されているとのことで、まだ朝市へ行ったことのない私は興味津々でありました。

当日はなんと、、、雪!

 

 

寒い中、出店される皆さま朝早くから準備されていました。

 
 

大切に育てられた野菜や果物、真心込めて作られた加工品や料理など日之影の魅力がたっぷり詰まった商品が沢山!

   
   

宮水小学校5年生のもち米販売もありました!元気な声で呼びかける姿は元気をもらいます!

 
     

寒い中、沢山の方がいらっしゃって購入されていました。毎月のこばるの里の料理を楽しみにされていたり、地元の方も沢山購入されていて地産地消ができるって凄くいい!

 

こばるの里のお料理は前の日から寝ずに夜通し作られるんです。おこわ、釜で炊いているのですが、その香りが良いこと。薪をくべて、火加減を見ながら、炊ける音を聞いて。おこわを炊いているときの映像ですが、香りを届けれないのが残念(>_<)

美味しくいただく料理や、お野菜、加工品など、それぞれに作った方の想いやエピソードがあることを日々感じています。中々知る機会や見る機会がないので感じにくいのですが、そんな場面に出会えることが有難いです。

おかげさまで、情報発信担当。日之影町の様々なことこれからも発信していきます♪

青雲朝市は毎月第3日曜日に開催しています!次回は令和5年1月15日(日曜日)!

初めての方も常連の方も皆さまのお越しをお待ちしています!!!

おかげさまで日之影の自然の恵み。

 

 

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日之影町地域おこし協力隊員の募集

2022.12.21 ―

農村で見つける新たなライフスタイル

「田舎暮らし」「生業」を!

日之影町は、森林セラピー基地や世界農業遺産に認定され、ユネスコエコパークに登録された伝統ある農村文化の息づく自然豊かな町です。古来より、日之影町を含む高千穂郷では、神話や自然崇拝が信仰されるなか、神楽とともに伝統文化の一部としてしめ縄の文化が定着しており、宮崎県の伝統的工芸品に指定されています。その指定事業所である「わら細工たくぼ」にて、活動しながら、技術を継承し、伝統工芸の魅力の発信等を行うなど、地域の活性化を図る人材を募集します。

※詳細はこちら

募集要項

募集職種
地域おこし協力隊
募集対象
・普通運転免許を所持している方又は取得予定のある方
・パソコン、タブレットの基本的操作が出来る方
・活動終了後、日之影町に定住し、伝統工芸の担い手として活動していく意思のある方
事業所名
日之影町役場
雇用形態
一般職の非常勤職員(会計年度任用職員)
※保険等・・・社会保険に加入します。
給与
月額180,000円
※町の規定により、期末手当、通勤手当相当分の費用弁償を支給。
仕事内容
・わら細工技術の習得
・町内外でのワークショップの開催
・各種メディア及びソーシャルネットワークへの情報発信 等々
勤務地
わら細工たくぼ(宮崎県伝統的工芸品等指定事業所)
休暇
有給休暇については、労働基準法に準じます。
その他、町の規則に基づき、夏季休暇、忌引休暇、結婚休暇等の特別休暇があります。
勤務時間
(1)勤務日
それぞれの就労規則により勤務することになりますが、原則として月あたり20日程度。
(2)勤務時間
原則として1日あたり7時間又は週あたり35時間以内とします。
募集期間
令和4年12月15日(木)~令和5年1月20日(金)
問い合わせ
日之影町役場 地域振興課
総合政策係 0982-87-3801
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日之影町の求人情報について

2022.12.21 ―

ハローワークにて様々な職種や企業が日之影町の求人を募集しています!

※2022.12.19現在の募集はこちら

例)事務職、製造業、看護・介護職、作業員 等

詳細・問い合わせ等はハローワークにてご確認ください!

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ユネスコエコパーク 登録5周年記念シンポジウムが開催されました! vol.2

2022.12.14 ―

皆さま、こんにちは!

地域振興課 情報発信担当 地域おこし協力隊 甲斐 未有希です。

 

前回の投稿 vol.1 に引き続き、、、

 

第1部は基調講演

「祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの登録と日之影町のこれから」と題して宮崎野生動物研究会理事長・宮崎の自然と環境協会会長である岩本 俊孝様にお話しいただきました。

・ユネスコエコパークの仕組みについて。保護区の設定方法が昔と現在と違う。

1)核心地域(原生的自然)

2)緩衝地域(教育活動、フィールド活動、施業も可能(ただし条件あり))

3)移行地域(地域の経済活動優先)

3つに分けているのがユネスコエコパークの特徴。

 

・尖峰と渓谷が育む森と水、いのちの営みを次世代へ ~自然への畏敬を込めて~

持続的な林業・農業を自然を大切にしてやっていきましょう。世界に向けて宣言している、登録から10年後に更新がある。その時に自然や文化や教育について、評価される、何をやってきたんだ、と。実を言うと今から頑張らなければならない。あと5年しかありません。

・端的にユネスコエコパークの構造を説明すると、持続可能性が大切、すなわち将来に向けてずっとこの地域の生活・コミュニティを存続させるというのが大前提。そういった中で生物の多様性がその地域の自然の豊かさを示している。地域をベースにして生物多様性を培っていきましょう、あるいは保存していきましょう。

この他、祖母傾地域の概念や、地質や地層、岩石について。

深い谷で岩が多種多彩にある。ボルダリングができるエリアが沢山あり、どんな地層があるからどんな岩があると考えて登ると面白いのでは?とのお話でした。

 

日之影町の自然の豊かさについて学ぶことができたと共に、自然の恵みに改めて感謝の思いでした。地形や地層から見る日之影町は面白く、この豊富な資源を沢山の方と共有し、守っていける仕組みづくりを築いていけたらならと強く思いました。

Vol.3に続く・・・!

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マルっと2年が経ちました!?

2022.12.12 ―

四十肩が治ったと喜んでいたら五十肩になってしまい 肩を落としている山師のけん爺です。

12月に入り地域おこし協力隊として丸々2年が経ちました。赴任する際の目標は、「とにかく3年間やり通せるように頑張る」という遠慮がちというか、消極的なものでした。私の人生そのもののように痛い目にあいながらなんとか2年間過ごすことができました。これもひとえに皆様方のおかげで有ります(スリスリ いつもより余計にすっております)。地域おこし協力隊の林業従事者も私を含めて3名になりました。より日之影町の林業が栄えるよう尽力したいと思います。

小目標として林業+1(プラスワン)の活動を模索してきました。プラスワンとして見つけたのが、みなさんご存知の通りあれです!あれ。そうグリーンウッドワーク(過去記事→「生木で暮らしの道具を作るグリーンウッドワーク」「グリーンウッドワーク②色々作ってみた」)。林業していますと材料には事欠きません。もちろん作っていて楽しいです。楽しみながら技術を高め、いつか道の駅で販売できるぐらいに洗練された作品を作れるようになりたいです。

以前のブログ「林業の魅力について語ろう〜3Kから3Tへ〜」で林業は危険、汚ない、きついの3Kで語られがちですがそれを3TのThrill(スリル)、Therapy(セラピー)、Training(トレーニング)とポジティブに捉えようと提案しました。そのうちの危険からスリルへの変換ですが、これは、確実な安全対策と危険予知の向上が絶対条件だと考えます。それでも事故は起こるのですが、それがなければただの乱暴者、「ランボー〜危険へのダイビング(主演シルベスタースターロン)」になってしまいます。できるだけ痛い目に遭わないで高めていきたいです。

今年の12月で日記を書き始めて2年が経ちます。小学校から今まで三日坊主だった私がほぼ2年も日記を書き続けたのです(2、3日まとめて書くことも有りましたが…)。日記からブログへと移行しようと思っています。ブログ更新の頻度を上げられれば嬉しいなと思っています。これは、私的ブログがメインです。

久しぶりの
It’s Key
これからの目標
1 残り1年の任期を全うする
2ケガなく乗り切るために確実な安全対策の実行と危険予知能力を高める
3ブログUPを増やす
4グリーンウッドワークの技術力UP

がんばるぞ!! エイエイエイ!

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日之影で歌舞伎公演!九州唯一!の農村歌舞伎

2022.12.12 ―

みなさま、こんにちは!

地域おこし協力隊の長澤です。

 

前回の渓谷祭りの投稿から1ヵ月。

実りの秋という名にふさわしい、目まぐるしい1ヵ月でした。

渓谷祭りが開催されたのは10月の最終週。

11月は毎週何かしらのイベントが開催されて、芸術の秋、実りの秋、スポーツの秋、

行楽の秋とはこのことだなあと実感するとともに

急な朝晩の冷え込み→the Hinokage!!

の気候に12月になった今もついていけておりません。(笑)

まだお昼はポカポカ陽気の日もあり、気分は秋を完全に引きずっているのですが、

夕方ごろになると急な冷え込みにブルっとします。

 

11月19日に行われた【大人歌舞伎】に参加しました。

日之影町の大人(おおひと)地区に伝わる、”九州唯一の農村歌舞伎”

地区の皆さんの有志(大人歌舞伎保存会)で行われています。

毎晩、大人歌舞伎の館と呼ばれる地区の公民館に集まり、公演の日まで練習をします。

本来は地区のお祭りの奉納なので、10月に行われるのですが、

コロナウイルスの関係で1カ月遅れ、3年ぶりの開催でした。

 

衣装やカツラの保管、舞台の設営、音響、メイク、お芝居、演出、当日の運営まで

全て地区の皆さんの協力で行います。

 

私は『寿三番叟(ことぶきさんばそう)』という演目に”姫役”で出演させていただきました♡

後にも先にも「姫!」なんて呼ばれるのは、ここだけでしょう…(笑)

(もっと写真を載せたかったのですが、勝手に使用するのは、、と思い私の中途半端な写真だけですみません。)

幕間には歌謡曲の発表などもあり、「太功記」「勧進帳」の演目を無事終演しました。

私は練習に皆勤賞とはいきませんでしたが、皆で1つのことをやり終えた!という達成感は大きく、

暗い道を往復約25分運転しながら(たまに面倒だなと思いながら)

行っていた歌舞伎の時間が無くなったことで、少しロスになりました。

↑地域の婦人会の方がお昼にカレーを振舞ってくださいました。おいしすぎた!!!歌舞伎公演のエネルギー源。

 

準備から公演、後座の飲み会と多くの方とお話しましたが

後継者不足や高齢化が課題であると、どの方も口にされていました。

でもわかっているけど、自分たちのことで精一杯で毎回終わってしまう。

なんて言葉も口にされていました。

昔は家の電話で連絡網を回していたものも、今ではLINEのグループトークで情報を交換できるようになったように、

時代は今この瞬間も、刻々と進化しています。

そんな時代の中で、昔からの伝統や文化をどう守って受け継いでいくのか。

何を守っていくのか。時代に沿ってどう変えていくのか。

私がもんもんと考えたところで変わりませんが、

皆さんがの熱い思いに寄り添いながら、私が力になれることがないかな。と

考えさせられる出来事になりました。

実りすぎた日之影の秋でした。

 

みなさまの、おかげさま。