日之影で歌舞伎公演!九州唯一!の農村歌舞伎
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の長澤です。
前回の渓谷祭りの投稿から1ヵ月。
実りの秋という名にふさわしい、目まぐるしい1ヵ月でした。
渓谷祭りが開催されたのは10月の最終週。
11月は毎週何かしらのイベントが開催されて、芸術の秋、実りの秋、スポーツの秋、
行楽の秋とはこのことだなあと実感するとともに
急な朝晩の冷え込み→the Hinokage!!
の気候に12月になった今もついていけておりません。(笑)
まだお昼はポカポカ陽気の日もあり、気分は秋を完全に引きずっているのですが、
夕方ごろになると急な冷え込みにブルっとします。
11月19日に行われた【大人歌舞伎】に参加しました。
日之影町の大人(おおひと)地区に伝わる、”九州唯一の農村歌舞伎”で
地区の皆さんの有志(大人歌舞伎保存会)で行われています。
毎晩、大人歌舞伎の館と呼ばれる地区の公民館に集まり、公演の日まで練習をします。
本来は地区のお祭りの奉納なので、10月に行われるのですが、
コロナウイルスの関係で1カ月遅れ、3年ぶりの開催でした。
衣装やカツラの保管、舞台の設営、音響、メイク、お芝居、演出、当日の運営まで
全て地区の皆さんの協力で行います。
私は『寿三番叟(ことぶきさんばそう)』という演目に”姫役”で出演させていただきました♡
後にも先にも「姫!」なんて呼ばれるのは、ここだけでしょう…(笑)
(もっと写真を載せたかったのですが、勝手に使用するのは、、と思い私の中途半端な写真だけですみません。)
幕間には歌謡曲の発表などもあり、「太功記」「勧進帳」の演目を無事終演しました。
私は練習に皆勤賞とはいきませんでしたが、皆で1つのことをやり終えた!という達成感は大きく、
暗い道を往復約25分運転しながら(たまに面倒だなと思いながら)
行っていた歌舞伎の時間が無くなったことで、少しロスになりました。
↑地域の婦人会の方がお昼にカレーを振舞ってくださいました。おいしすぎた!!!歌舞伎公演のエネルギー源。
準備から公演、後座の飲み会と多くの方とお話しましたが
後継者不足や高齢化が課題であると、どの方も口にされていました。
でもわかっているけど、自分たちのことで精一杯で毎回終わってしまう。
なんて言葉も口にされていました。
昔は家の電話で連絡網を回していたものも、今ではLINEのグループトークで情報を交換できるようになったように、
時代は今この瞬間も、刻々と進化しています。
そんな時代の中で、昔からの伝統や文化をどう守って受け継いでいくのか。
何を守っていくのか。時代に沿ってどう変えていくのか。
私がもんもんと考えたところで変わりませんが、
皆さんがの熱い思いに寄り添いながら、私が力になれることがないかな。と
考えさせられる出来事になりました。
実りすぎた日之影の秋でした。
みなさまの、おかげさま。